【史跡名】
練兵館跡
【説明】
練兵館(れんぺいかん)は、江戸の三大道場の一つに数えられた剣術道場である。
創始者は「斎藤弥九郎」で「神道無念流」という有名な流儀であった。
ちなみに、江戸の三大道場と言えば、「技の千葉」「位の桃井」「力の斎藤」と称され、それぞれ詳細は以下の通りである。
◎練兵館
神道無念流 斎藤弥九郎
◎玄武館
北辰一刀流 千葉周作
◎士学館
鏡新明智流 桃井春蔵
もともとは九段坂下に設立されたが、のちに九段坂上(現在の靖国神社内)に転居した。
主に、長州藩の子弟が多く、桂小五郎、高杉晋作、井上聞多、伊藤博文、品川弥二郎や、大村藩の渡辺昇などが有名である。
明治維新後はこの場所に靖国神社が創建され、また、時代の波とともに剣術道場は次第に廃れていった。
「斎藤弥九郎」は長州藩から扶持をもらっていたことでも知られている。
【練兵館跡・場所・アクセス】
〒102-0073 東京都千代田区九段北3丁目1
【練兵館跡地図】
コメント
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まさか靖国神社の一角にあったとは知りませんでした。
練兵館跡の石碑は靖国へ行った際に偶然見つけたものです。
多少の驚きと大きな嬉しさが同時にわきあがりました。