佐佐木高行 宛
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先刻御見うけ申候通りニ、大兄の反したまふより援隊壮士三四等、ときの声を出し、ゑい々と押来り、くおふるに女軍吾本陳お打破り其声百雷のく、大兄此時ニもれたまふて、地下に吾に何の御顔を見セたまふや。御心根御為聞可被遣候。なぜに来りたまハぬや、御為聞。拝首。佐々木将軍陳下楳拝首 |
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先刻お見受けした通りに、大兄(佐佐木高行:土佐藩士)の許へ送り届ける海援隊士3・4人らは時の声を出し、えいえいと押しだし、女軍が私の本陣を攻めて打ち破り、その声百雷のごとく、大兄(佐佐木高行:土佐藩士)こんな時にここにおらず、地下に我にどの面を見せるのか。お心をお聞かせ頂きたく思います。なぜに来て頂けないのかお聞かせ下さい。※佐佐木高行を楽しい酒宴に誘う手紙。佐々木将軍(佐佐木高行:土佐藩士) |
坂本龍馬の手紙139通(現代翻訳文)一覧
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