伊藤助太夫 宛

伊藤助太夫 宛

原文
覚書二条 一、此度の出崎ハ、非常の事件在之候ニ付、留守ニ於も相慎可申、然レバ信友のものといへども、自然堂まで不参よふ、御玄関御番衆まで御通達被遣度候事。 一、私し留守ニて他所より尋来り候もの、或ハ信友と雖ども、一飯一宿其事一切存不申事。右の事ニ仕度候間、宜御頼申上候。拝首。五月七日龍茶翁先生左右
現代文
二ヶ条を書きます。一、この度の長崎行きは非常な事件なので、留守には注意して下さい。親友といえども自然堂(龍馬のこと)まで参らぬよう門番衆にもそのようにお伝え下さい。一、私が留守で他のところから訪ねてくる人は、親友と言えども、ご飯も宿泊もさせてはならない。このこと、宜しくお願い致します。5月7日龍馬茶翁先生(下関の豪商:伊藤助太夫)

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