伊藤助太夫 宛
|
此溝渕広ハ一日も早く長崎にかへし申度、されバ船の事ハ伊藤先生及洪堂兄等の御周旋可被遣候。筑前くろ崎まで船か、長崎まで船か、夫レハ広が心次第也。然るに用向がすめバ一日も止り候ハ、甚よろしからぬ事故、早々出船御セ話可被遣候。助太夫先生に御頼事、〇洪堂がよく知りておるけれども又記す。 一、長崎よりの船代、三十四両。 |
|
溝渕広之丞(土佐藩士で龍馬の剣の同門)は1日も早く長崎へ送りたいと思います。船のことは伊藤先生(伊藤助太夫)及び洪堂(山本洪堂:海援隊士)らの周旋でお願い致します。大宰府まで船で行くか、長崎まで船で行くかは溝渕広之丞の気持ち次第です。そして、用向きが済めば一日も早く急ぎたいので、急いで出船をお世話して頂けないでしょうか?助太夫先生(伊藤助太夫:下関の豪商)に頼みたいこと。山本洪堂がよく知っておりますが改めて記載致します。 一、長崎からの船代、34両 |
坂本龍馬の手紙139通(現代翻訳文)一覧
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。