寺田屋お登勢 宛
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何かお咄しハ妻より申上べく、来年ハ上京致し候ま〃御目にか〃り候。龍子が老母元より御家計の御セ話ニ候。猶よろしくおしかり被下度、実ニヘチヤクチヤ別りかね候人なれバ、実に御気のどくニ存候。早々。十一月廿日龍おとせさま取巻の抜六参らセ申 |
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詳しいお話は妻より申し上げます。来年は上京しますのでお目にかかりたいです。龍子(龍馬の妻お龍)がおばあさんの元を離れて、寺田屋にて大変お世話になっています。宜しく面倒を見て下さい。実にぺちゃくちゃ色々とわかりかねる人ですが、実に気のどくな人なのです。11月20日龍馬お登勢様(寺田屋の女将)取巻抜六※取巻の抜六(うまく寺田屋の取り巻きから襲撃を逃げ切った龍馬自身の変名で冗談です) |
坂本龍馬の手紙139通(現代翻訳文)一覧
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