坂本春猪 宛
|
此つば肥前より送りくれ候ものにて、余程品よろしくと段々申もの御座候。江戸などにてハ古道具やなどほしがり申候なり。何卒御養子のこしニ止り候よふ、希入候。此頃、外国のおしろいと申もの御座候。近々の内、さしあげ申候間、した〃か御ぬり被成たく存候。御まちなさるべく候。かしこ。廿四日龍馬春猪御前 |
|
この鍔(刀のつば)は肥前(長崎あたり)から送ったもので、とても品物がいいとかなんとか申してました。江戸などでは古道具屋などが欲しがるんだろうね。何とぞご養子(春猪の夫:坂本清次郎)の腰にでもつけておやり。この頃は、外国の化粧というものもあるよ。近い内、送りますので少し塗ってみてね。お待ち下さいませ。24日龍馬春猪御前(御前は結婚してるという意味) |
坂本龍馬の手紙139通(現代翻訳文)一覧
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。