住谷寅之助・大胡聿蔵 宛
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尊札拝見仕候。寒気之節益御安泰、長途無御障り御修行、珍重之御儀奉存候。抑被越候御趣、何レ拝顔之上御相談可申上奉存候。然ニ奴儀無拠要用ニ相掛居申候間、明後出足ニ而其御許迄参上可仕奉存候。誠ニ偏境之地、殊ニ山中御滞留故、御徒然奉察候。恐惶謹言。十一月十九日坂本龍馬加藤於莵之介様菊地清兵衛様貴下 |
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お手紙拝見しました。寒い季節ですが、ますますご安泰のようですね。長い修行(遊説)にも障害ないようで、是非貴重なお話もして頂けたらと思っています。さて、お越し頂きました内容ですが、何れお会いしてご相談させて頂けたらと思います。それにも関らず、やむをえず必要な手続き(領内へ入る手続き)を掛け合っている最中ですので、明日貴方の許まで出向きたいと思います。このような辺境の地へ、まして山中へ滞在して頂き、まことに退屈なことでしょう。11月19日坂本龍馬住谷寅之助様大胡聿蔵様(2人とも水戸の勤皇家で高知まで遊説しにきていて龍馬に領内へ入れてもらえるよう頼んでいた。) |
坂本龍馬の手紙139通(現代翻訳文)一覧
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