津山城:織田信長の小姓森3兄弟(蘭丸・坊丸・力丸)の末弟 森忠政が居城 津山城【お城特集 日本の歴史】

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【城名】
津山城

【城の説明】
津山城は岡山県津山市にあった城である。城跡は現在「国の史跡」に指定されている。城の形式は平山城で日本三大平山城の一つでもある。津山盆地の中央部に位置しており、城の東部を流れる吉井川支流の宮川及び丘陵の天然の断崖を防御線に取り入れている。

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城の南部を流れる吉井川とその支流で西部に位置する藺田川を外郭とし、その内側に城下町の主要部を形成している。天守は破風を持たない4重5階の独立型層塔形式で、小倉城の天守を模して造られたともいわれている。

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津山城の始まりは美作国(現岡山県)の守護大名であった山名教清が、一族の山名忠政に鶴山城(かくさんじょう)を築かせたのが最初である。しかし、応仁の乱による山名家衰退と共に廃城となる。慶長8年(1603年)森忠政(森可成の6男)が川中島の領地から津山へ18万6千石で入封し津山藩が成立する。

※忠政は、小姓として「本能寺の変」で信長と運命をともにした蘭丸・坊丸・力丸などの末弟である。

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同年、忠政は津山城の建設に着手し地名を「鶴山」から「津山」に改めた。その後、13年の歳月をかけ、5層の天守を戴き櫓や城門などを合わせ80余棟が建ち並ぶ大規模な近世城郭が完成する。

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森氏は次々と後継ぎが早世し、元禄10年(1697年)その後の藩主が乱心を理由にお家断絶となってしまう。元禄11年(1698年)松平宣富(越前家)が越後国高田藩より10万石で入封し明治維新まで城主としてこの地をおさめる。

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現在は「備中櫓」を復元させ、日本100名城67番に指定されている。また、期間限定の模擬天守を建造し大勢の見物人がこの地を訪れている。城跡は鶴山公園(かくざんこうえん)として桜の名所となっており日本さくら名所100選にも選ばれている。

※日本100名城67番






【津山城・場所・アクセス】
〒708-0022 岡山県津山市山下135

【津山城地図】



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