【城名】
波切城(波切砦)
【波切城(波切砦)の説明】
波切城は三重県志摩市大王町波切にあった城である。
正確には砦と称した方が正しいかもしれない規模であった。
南北朝時代、この地の土豪川面氏により海岸段丘を天然の要害とし築城された。貞治年間に紀伊国九鬼(現在の三重県尾鷲市九鬼町)を支配していた「九鬼隆良」が突如波切城を襲い川面氏を追い出した。
以来、代々九鬼氏が支配する城となり、6代目当主「九鬼嘉隆」が志摩国全域を制圧し、文禄3年(1594年)に鳥羽城を築城するまで九鬼氏の本拠地であった。鳥羽城の築城により波切城はその役目を終え廃城になったとされる。
現在の城跡は公園として整備されているが、わずかに石垣の面影を残すのみである。
【波切城(波切砦)・場所・アクセス】
〒517-0603 三重県志摩市大王町波切119
【波切城(波切砦)地図】
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