【城名】
宇佐山城
【宇佐山城の説明】
宇佐山城は滋賀県大津市南滋賀町にあった山城である。
織田信長が朝倉・浅井両氏の南進に備えるべく、琵琶湖と北国街道の押さえとして「森可成」に命じて築城させたと伝わる。
元亀元年(1570年)、大坂の本願寺を攻めるため軍を進めた信長は、背後の近江を確保するために可成や弟の「織田信治」らを配置した。しかし同年、浅井・朝倉連合軍は本願寺と連携して信長を討つべく軍を動かし、可成・信治連合軍は必死にこれを防戦する。
浅井・朝倉連合軍の圧倒的軍勢に対し、織田軍は1千にて良く防いだがついに防戦叶わず可成・信治らは討死し宇佐山城は守備兵の奮戦によってどうにか落城を免れた。
近江の情勢を知った信長はいち早く本願寺攻めから軍を返し、浅井・朝倉連合軍を散々に討ち破った。この時、敗れた浅井・朝倉軍は比叡山などに撤退した。(比叡山が浅井・朝倉軍を匿ったことがのちの比叡山延暦寺攻めへと繋がる)
長期戦の不利を悟った両軍は和議を結び双方撤退することになり、宇佐山城はこの時廃城になったと思われる。現在の城跡には民間施設や公共施設が建っており、一部の石垣が残るのみである。
【宇佐山城・場所・アクセス】
〒520-0018 滋賀県大津市南滋賀町
【宇佐山城地図】
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