【城名】
佐野城
【佐野城の説明】
佐野城は栃木県佐野市若松町に築かれた平山城である。
もともと佐野氏の本城は佐野城北部にある「唐沢山城」にあったが「関ヶ原の戦い」の後に佐野城へと移った。
佐野氏は北条氏から「北条氏忠」を養子に迎えていたため、小田原征伐の際には小田原城へ籠城した。北条氏政・氏照兄弟が降伏・開城すると佐野氏も滅亡の危機に瀕したが、一族の「佐野房綱」が豊臣秀吉に仕えていたため改易を逃れた。
慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いが勃発すると佐野家当主「佐野信吉」は徳川家康へ味方し本領3万5千石を安堵された。その後、徳川幕府の命により慶長7年(160年)、これまでの「唐沢山城」から「佐野城」へ本拠を移すことになった。
慶長12年(1607年)には築城途中の佐野城へ信吉も移り城下町の整備も行われた。しかし、慶長19年(1614年)佐野氏は突如改易され、整備途中だった佐野城も廃城となった。なお、佐野氏改易の理由ははっきりとはわかっていない。
佐野城跡の遺構は曲輪跡や堀切・水掘・土塁などが残されており、三ノ丸・二ノ丸・本丸・北出丸跡はそれぞれ堀切によって仕切られている。
【佐野城・場所・アクセス】
〒327-0846 栃木県佐野市若松町425
【佐野城地図】
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。