【城名】
下田城
【下田城の説明】
下田城は静岡県下田市にあった平山城である。
下田港の入口に位置し岬全体が城としての機能を果たしていた。
築城時期は不明だが戦国時代には「北条氏康」の家臣「朝比奈孫太郎」が城主として任命されていた。豊臣秀吉が天下統一のため関東の北条攻めを決断すると、下田城主は伊豆衆の「清水康英」に代わり備えを固めた。
天正18年(1590年)、ついに豊臣秀吉が関東へ軍を進めると海上からは「加藤嘉明」「脇坂安治」の豊臣水軍が下田城を囲んだ。康英は約600の城兵と約一ヶ月におよび城を支えたがついに降伏・開城し小田原へと退去した。
北条征伐が終わると関東は徳川家康に与えられ、下田城主には家康家臣の「戸田忠次」が5千石にて就任した。しかし、慶長6年(1601年)2代目「尊次」が三河の田原城へ転封になると下田は徳川家の直轄領となった。
徳川幕府はこの地に下田奉行を配置し、下田城は廃城となった。現在は下田公園として整備されており、土塁や見張り台跡などが残っている。
【下田城・場所・アクセス】
〒415-0023 静岡県下田市3-3-1174
【下田城地図】
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