【城名】
鹿島城
【鹿島城の説明】
鹿島城は茨城県鹿嶋市にあった中世の平山しろである。
平安末期に常陸平氏の「鹿島政幹」が築いたとされている。
鹿島氏は代々この地を治め城の改修を行っていたが「鹿島義幹」が城主の時に、さらに大改修を行った。戦国時代に入ると豊臣秀吉の北条征伐後に秀吉から常陸国支配のお墨付きを得た「佐竹義重」は、常陸全域を支配下に置くため南部へ侵攻し、鹿島城も攻撃を受けて落城し鹿島氏は下総国へ逃亡した。
徳川家康が天下を掌握すると「佐竹義宣」は久保田城へ移封となり、鹿島城は再び鹿島氏が治める地となる。ちなみに石高は200石であった。現在の本丸跡地は「鹿島城山公園」として整備され、二の丸跡地は「茨城県立鹿島高等学校」となっている。
現在、鹿島城山公園付近に「剣聖 塚原卜伝」の像があります。延徳元年(1489)、鹿島神宮の神官吉川家の子として生まれた塚原ト伝は戦国時代の剣豪であり、鹿島中古流や香取神道流を学び、「一の太刀」を完成させた。後に「鹿島新當流」として広まり、その教え子には室町幕府の第13代将軍「足利義輝」や、伊勢の戦国大名「北畠具教」など多くの剣士が存在する。鹿嶋市の鹿詰児童公園には、卜伝の銅像のほか剣聖塚原卜伝生誕五百年祭記念碑などが立っている。
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【鹿島城・場所・アクセス】
〒314-0038 茨城県鹿嶋市城山1-1
【鹿島城地図】
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