【城名】
飛騨高山城
【飛騨高山城の説明】
高山城は岐阜県高山市にあった平山城である。
築城時期は室町時代に飛騨守護「京極氏」の被官「多賀出雲守徳言」が「天神山城」を築城したのが始まりとされている。
戦国時代に入ると「三木自綱」が高山へと進出し飛騨一国を平定し「松倉城」を築城したが、豊臣秀吉が佐々成政討伐の軍を起こすと三木自綱は成政と盟約を結び秀吉軍と対峙した。
これを受けて越前大野城の「金森長近」は秀吉から三木攻めを命じられる。天正13年(1585年)長近は飛騨一国を制圧し3万3千石の領主となる。
長近は当初「鍋山城」を居城としていたが、天正16年(1588年)天神山城跡を利用して高山城の築城を開始する。慶長5年(1600年)には本丸・二の丸を完成させ、その後三の丸まで拡張した。同時に城下町の整備も進められ、家臣の屋敷も城の周りに集めて建てられた。
元禄5年(1692年)、金森頼時が藩主の時に出羽国「上山藩」への移封が決まり高山城は加賀前田家が預かることなる。その後、幕府の天領なり高山城は前田綱紀により破却される。
天領になると城跡からほど近い場所に陣屋が築かれ代々代官が配属された。現在の高山城跡は「城山公園」として整備されている。
【飛騨高山城・場所・アクセス】
〒506-0822 岐阜県高山市城山
【飛騨高山城地図】
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