【城名】
館山城
【館山城詳細】
1580年(天正8年)、里見義頼によって館山城が築城された。それまでの里見家は安房の国「稲村城」で栄え、さらに「里見義堯」が上総の久留里城を居城とした時が里見家の最盛期と言える。その後、慶長19年(1614年)「里見義康」が当主の時に里見氏は改易され、館山藩は取り潰しとなった。
この際に館山城も廃城となり破却された。天明元年(1781年)に「稲葉正明」が館山藩主となって館山に入封したが城を再建することはなく、2代正武が城の麓に館山陣屋を構えて、そこを新たな藩庁とした。
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里見義堯 北条の野望を打ち砕いた房総の勇将
幕末当時の老中格「稲葉正巳」は有能な藩主としてその名を残している。館山藩は薩長が主体の新政府軍に恭順を示し、廃藩置県実施まで館山藩は続いた。
現在建つ天守は、昭和57年(1982年)に再建された模擬天守であり、当時の天守の構造については不明である。この天守は現在、館山市立博物館分館として利用され周辺は城山公園となっている。
城下には館山市立博物館本館がある。
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【館山城・場所・アクセス】
〒294-0036 千葉県館山市館山351-2
【館山城城地図】
コメント
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桜の時期は特に最高に綺麗なお城です。
名門里見氏最後のお城。最後の当主は徳川幕府から伯耆の国へ流されました。関東を譜代で固めたいための言いがかりとの説もあります。
幕末時は譜代大名稲葉氏のお城でした。