三吉慎蔵 宛
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此度出崎仕候上ハ、御存の事件ニ候間、万一の御報知仕候時ハ、愚妻儀本国ニ送り返し可申、然レバ国本より家僕及老婆壱人、御家まで参上仕候。其間愚妻おして尊家に御養置可被遣候よふ、万々御頼申上候。拝稽首。五月八日龍馬慎蔵様左右三吉慎蔵様坂本龍馬御直披五月八日出帆時ニ認而家ニ止ム。卯 |
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この度の出崎(長崎行き)はご存知の事件(海難事故)のことなので、万が一の方が届いたら私の妻(お龍)を土佐へ送り返して下さい。その時は国元の家僕及び老婆幾人、こちらの家まで迎えに寄こして下さい。その間、妻がこの家にご厄介になりますことをお頼み致します。5月8日龍馬慎蔵様(三吉慎蔵様)5月8日出向時に認める |
坂本龍馬の手紙139通(現代翻訳文)一覧
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