【城名】
天筒山城
【天筒山城の説明】
天筒山城は福井県敦賀市天筒町の天筒山山頂にあった山城である。
山の尾根で繋がっている朝倉氏の「金ヶ崎城」の支城としての役割を果たしていた。
正確な築城時期は不明だが、金ヶ崎城へ拠った「新田義貞」を攻める為に足利氏が付け城として築いたのが始まりと伝わっている。元亀元年(1570年)4月、織田信長は徳川家康の軍を含めた大軍で朝倉攻めを敢行しその最前線にあったのが天筒山城で城代は「寺田采女正」であった。
天然の要害でもあった天筒山城の攻防戦は大激戦となったが、大軍を擁した織田軍はついにこの城の攻略に成功し、続いて後方の金ヶ崎城の攻撃に入った。この時、織田家と同盟を結んでいる北近江の「浅井長政」が突如信長に反旗を翻し織田軍を朝倉義景と共に挟撃する態勢に入った。
この動きをいち早く察知した信長はわずかな兵と共に京都へ退き一命を取りとめた。これ以降、朝倉・浅井連合軍と織田・徳川連合軍による熾烈な戦いが数年間続くことになる。
なお、この戦い以降天筒山城は廃城になったと考えられている。現在の城跡は公園化(金ヶ崎公園)されており堀切や見張り台跡などの遺構が残っている。
【天筒山城・場所・アクセス】
〒914-0071 福井県敦賀市泉 天筒山(金ヶ崎公園)
【天筒山城地図】
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