九戸城:南部宗家南部信直の一族九戸政実の乱で有名な 九戸城【お城特集 日本の歴史】

九戸城:南部宗家南部信直の一族九戸政実の乱で有名な 九戸城【お城特集 日本の歴史】

【城名】
九戸城

【九戸城の説明】
九戸城は岩手県二戸市にあった城で「南部信直」が盛岡城に移るまで本城とした城である。
築城された時期は不明だが南部氏の一族である九戸氏が二戸地方を加増された際に九戸氏の本拠をこの地に移したとされている。

九戸城:南部宗家南部信直の一族九戸政実の乱で有名な 九戸城【お城特集 日本の歴史】

戦国時代末期になると九戸城主「九戸政実」は南部本家「南部信直」と対立するようになり、ついに天正19年(1591年)兵を挙げて反旗を翻した。(九戸政実の乱)

南部信直は南部家宗家として豊臣秀吉から朱印状をもらっており、政実の反乱は豊臣政権への反乱とみなされてしまう。秀吉は「豊臣秀次」を総大将に任命し「浅野長政」や「蒲生氏郷」らを派遣し南部信直と共に鎮圧に向かわせた。

豊臣秀次率いる大軍勢に囲まれた九戸政実は助命を条件に降伏・開城するがその約束は反故にされ、一族郎党皆殺しとなった。秀吉はこの地を安定させるため、南部信直に九戸城を本城とすることを命じ、信直は三戸城から移り城下町を形成した。

九戸城:南部宗家南部信直の一族九戸政実の乱で有名な 九戸城【お城特集 日本の歴史】

慶長2年(1597年)、不来方城(盛岡城)の築城により南部氏の居城は盛岡城へと移り九戸城は廃城・破却された。






【九戸城・場所・アクセス】
〒028-6101 岩手県二戸市福岡字城ノ内字松ノ丸

【九戸城地図】



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